mad
提供: Tommy6
型名 gentype を、組み込みデータ型 float, float2, float3(OpenCL 1.1 で追加), float4, float8, float16 を指すものとして用います。他に指定されている場合を除き、関数を使用する際の引数および戻り値の型は全て同じです。
gentype mad (gentype a, gentype b, gentype c)
a * b + c の近似計算を行います。a * b を求める際に丸めが行われるのか、行われる場合はどのように丸められるかについては定義されていません。また、正常値を上回るもしくは下回る中間値をどのように扱うかについても定義されていません。mad は、精度よりも速度を求めるときに利用されることを想定しています[1]。
変更記録
脚注
- ↑ mad() の定義は厳密性を欠いており、一部の使用法(たとえば、mad(a, b, -a * b))において、一部の a と b の組み合わせに対してどのような結果を返しても許されることに注意してください。
―――― Version 1.1, The OpenCL Specification
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