「数学関数」の版間の差分

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2011年5月12日 (木) 15:38時点における版

数学関数は、次の二つに分類されます:

  • スカラもしくはベクトル引数をとるもの
  • スカラの float 引数のみをとるもの

ベクトル版の数学関数では、演算はベクトルの要素ごとに行われます。それぞれの関数の解説は、各要素で行われる操作についてです。

数学関数は、関数を呼び出している環境で指定した丸めモードの影響を受けず、常に最近接偶数丸めモードによる同じ値を返します。


関数の一覧

1.1 : OpenCL 1.1で追加

関数 概要
acos 逆余弦(アークコサイン)を求めます。
acosh 逆双曲線余弦(アークハイパボリックコサイン)を求めます。
acospi acos()/π を求めます。
asin 逆正弦(アークサイン)を求めます。
asinh 逆双曲線正弦(アークハイパボリックサイン)を求めます。
asinpi asin()/π を求めます。
atan 逆正接(アークタンジェント)を求めます。
atan2 y/x の逆正接(アークタンジェント)を求めます。
atanh 逆双曲線正接(アークハイパボリックタンジェント)を求めます。
atanpi atan()/π を求めます。
atan2pi atan2()/π を求めます。
cbrt 立方根を求めます。
ceil 正無限大方向丸めモードを利用して整数値への丸めを行います。
copysign 符号を y と同じ符号にした x を求めます。
cos 余弦(コサイン)を求めます。
cosh 双曲線余弦(ハイパボリックコサイン)を求めます。
cospi cos(x)/π を求めます。
erfc 相補誤差関数による値を求めます。
erf 誤差関数による値を求めます。
exp e を底とする指数関数による値を求めます。
exp2 2 を底とする指数関数による値を求めます。
exp10 10 を底とする指数関数による値を求めます。
expm1 ex-1.0 による値を求めます。
fabs 絶対値を求めます。
fdim x > y であれば x - y を求め、xy より小さい、あるいは y と等しいときは、+0 を返します。
floor 負無限大方向丸めモードを利用して整数値への丸めを行います。
fma ab の無限精度積と c の和 (a*b+c) を正しく丸めた値を返します。
fmax x < y のときは y を、そうでないときは x を返します。
fmin y < x のときは y を、そうでないときは x を返します。
fmod y を法として剰余を求めます。x - y * trunc(x / y) を返します。
fract fmin(x - floor(x), 0x1.fffffep-1f) を返します。iptrfloor(x) が返されます。
frexp x の仮数と指数を求めます。
hypot x2 + y2 の平方根を求めます。
ilogb 指数を整数値で返します。
ldexp 2nx の積を求めます。
lgamma ガンマ関数の絶対値の自然対数を求めます。
lgamma_r ガンマ関数の絶対値の自然対数を求めます。signp にガンマ関数によって求めた値の符号を返します。
log
log2
log10
log1p
logb
mad
maxmag
minmag
modf
nan
nextafter
pow
pown
powr
remainder
remquo
rint
rootn
round
rsqrt
sin
sincos
sinh
sinpi
sqrt
tan
tanh
tanpi
tgamma
trunc

変更記録


―――― Version 1.1, The OpenCL Specification より翻訳