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実行が成功した場合、[[clRetainCommandQueue]] は CL_SUCCESS を返します。そうでない場合は以下のエラーのうちひとつを返します。
 
実行が成功した場合、[[clRetainCommandQueue]] は CL_SUCCESS を返します。そうでない場合は以下のエラーのうちひとつを返します。
 
* CL_INVALID_COMMAND_QUEUE - ''command_queue'' が有効な[[コマンドキュー]]でないとき。
 
* CL_INVALID_COMMAND_QUEUE - ''command_queue'' が有効な[[コマンドキュー]]でないとき。
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== 変更記録 ==
 
== 変更記録 ==

2014年2月9日 (日) 21:19時点における版

OpenCL > OpenCLマニュアル > OpenCLランタイム > OpenCLランタイムAPI > コマンドキュー > clRetainCommandQueue

cl_int clRetainCommandQueue[1] (cl_command_queue command_queue)

-1.1() : OpenCL 1.1で削除

+1.1() : OpenCL 1.1で追加

command_queue参照カウントをインクリメントします。

パラメータ

command_queue
対象となるコマンドキューを指定します。

エラー

実行が成功した場合、clRetainCommandQueue は CL_SUCCESS を返します。そうでない場合は以下のエラーのうちひとつを返します。

  • CL_INVALID_COMMAND_QUEUE - command_queue が有効なコマンドキューでないとき。
  • +1.1(CL_OUT_OF_RESOURCES - デバイス上でのリソース確保に失敗したとき。)
  • +1.1(CL_OUT_OF_HOST_MEMORY - ホスト上でのリソース確保に失敗したとき。)

変更記録

脚注

  1. clCreateCommandQueue は暗黙的にリテインを行います。これは、アプリケーションによって渡されたコマンドキューを取得するといった典型的な振る舞いを見せるサードパーティのライブラリなどで有用です。アプリケーションは、ライブラリに知らせることなくコマンドキューを削除できます。リテイン・リリースを関数が行えるようにすることで、ライブラリが利用していたコマンドキューが途中で使えなくなるといった問題を解決できます。


―――― Revision 33, Version 1.1, The OpenCL Specification より翻訳